Unityエンジニアってどうやってなるの?どんなキャリアを積めば良いの?
ひいてはフリーランスなのか?会社員なのか?いろいろ悩むことがありますよね。

なんとかUnityエンジニアとして業界に入れても、その先のキャリアを考えて行動していかないと、年を重ねる度に選択肢は狭くなっていきます。
本記事ではUnityエンジニアとは?から、あらためてキャリアについてを解説していきます。
Unityとは
Unity(ユニティ)とは、2005年にUnity TechnologiesがAppleのWorldwide Developers Conferenceで提供を開始したゲームエンジンのことです。7億人がUnityで開発されたゲームを楽しんでおり、9割以上の先進的なAR/VR企業が利用している世界で最も使われているゲームエンジンです。
日本ではユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社が提供・普及活動を行なっています。
ゲームエンジンとは、絵や文字、音などの処理をしやすくする、ゲーム開発を効率化するためのツールです。
世界で一番使われているゲームエンジンで無料で個人のユーザーでもゲーム開発をすることできます。
またUnityでのプログラミング言語はMicrosoft社がJavaなどをベースに独自に開発したC#を使用します。
特に特長的なのはUnityはあらゆるプラットフォームに対応しており、iOS・AndroidといったモバイルはもとよりWindowsやMac。Linuxにも対応したPCゲームも出力することができます。さらにはPlayStation5やNintendo Switchといったコンシューマのデバイスにも対応しています。まとめるとほぼ全てのデバイスに対応したゲーム開発を行うことができます。
さらにグラフィックス表現にも長けていて、リアルタイムレンダリングで光や質感をリアルに表現することが可能です!
Unityについて、簡潔にまとめると
- すべてのユーザーがインディーゲーム開発(個人のゲーム開発)ができる
- あらゆるデバイスに対応した出力ができ、マルチプラットフォームで販売も可能
- リアルタイムレンダリングがリアルで 凄い!ゲーム以外の業界でも注目!
となります。すでに様々な業界で使われ始めているので、まだまだ伸びしろのある将来性も十分です!
Unityエンジニアの仕事内容は?
Unityの公式Twitterのプロフィールに記載されてる文章です。
マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」はゲームだけに限らず映像・アニメ、自動車・輸送、建築・建設、製造業、航空宇宙、医療など、様々な業界で使われています。
https://twitter.com/unity_japan
すでにゲームエンジンの枠を超えて様々な業界でUnityは使われています。
- ゲーム開発エンジニア
- XRコンテンツ開発エンジニア
- 映像エンジニア
- アプリ開発ゲームエンジニア

音や映像を扱うエンターテイメントが主ですが、マルチプラットフォームの対応とリアルタイムレンダリングの能力を生かした別業種にもUnityは活躍しています。
Unityエンジニアに必要なスキル
Unityエンジニアの必要なスキルですが、さまざまな要件があるものの、基本的は必須の条件は下記の場合が多いです。
- 基本的なプログラムの知識(主にC#)
- Unityでの開発経験
- サービスの製作とリリースの経験
UnityはC#を使って制作するので、C#の実務経験が必須です。
C#の実務経験がない場合はJavaやPHPといったオブジェクト指向言語の実務経験があると代わりになります。
またプログラミング言語の知識や経験があれば良いかといったらそうではありません。
Unityというゲームエンジンを使っての業務であれば、当然のことならがUnityの機能の把握や制作フローを知っておくべきです。
そしてプログラミングの知識とUnityも扱える。
あとは必要なのは、その職種に必要なキャリア(経験)を十分に積んでいるかということになります。
- フロントエンドプログラム設計、開発、テスト、リリース、運用
- サーバーサイドプログラム設計、開発、テスト、リリース、運用
- リアルタイム通信を利用したゲームの設計、開発、テスト、リリース、運用
さまざまな要件があるものの、基本的は必須の条件は下記の場合が多いです。

この3つに加えて、リーダーやマネージメント経験が歓迎されます。
あとはゲーム業界であればゲームが好き、詳しいといったゲームマインドも求められます。
Unityエンジニアの年収は?
Unityエンジニアの平均年収は500万円程度、未経験者の場合はスタート時の年収は300万円台といわれています。

いくつかのゲーム会社を見てきて、中堅が500万、新卒や若手は400万台でした。マネージメントやスペシャリストになってようやく600~900万が見えてくるといった感じで、他業種と比べて年収は高くはないです。
フリーランスUnityエンジニアの年収
Unityエンジニアの年収の参考として、レバテックフリーランスの公開案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。
Unity求人・案件の月額単価相場は以下のとおりになります。
※年収は12ヶ月分として計算
平均単価: 72万円(年収;864万円)
最高単価 : 115万円(年収;1,380万円)
最低単価 : 42万円(年収;504万円)
※ちなみに会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なります。
さらに会社員は賞与もあるので、両者の年収は単純に比較できないという点はご注意ください!

例えば大台の年収を目標とするのであれば、会社で上り詰めるのは主に管理職といった一握りの牌なので、スキルを磨いて独立したほうが可能性は高いかもしれません。
未経験からUnityエンジニアになるには
Unityエンジニアはいわゆる職人の世界でもあるので、人手不足だからといって未経験でも簡単には就転職できません。
最低でもエンジニアとしての現場経験は必要です。
未経験の方がUnityエンジニアとして働くには、経験者に匹敵する証明が必要です。
- 基本的なプログラムの知識(主にC#)
- Unityでの開発経験
- サービスの製作とリリースの経験
実務経験自体がない場合は実務経験相当の資格や自身で作成した成果物(ポートフォリオ)で補うことになります。
UnityやC#に関する資格もありますので、調べてみましょう。
そしてUnityは個人でも無料で使えので、自身のパソコンにUnityの開発環境を整えてC#を使って、希望している仕事にアプローチできるようにゲームやアプリを開発してみると良いでしょう。
もしUnityの独学が厳しい場合は就職のためにスクールに通ってUnityを学び、就職先を斡旋してもらうといった方法もあります。
あとは何かしら近しい業界のイベントにチャレンジしてみることもおすすめします。
- SNS等で参加できそうなプロジェクトに参加して経験を積む
- コンテストやゲームジャムやハッカソンに取り組んで見る
- 自分でアプリを設計からリリース、運用までをチャレンジしSNS等で発表する

できるだけ実績になりそうなことにチャレンジすること。そして現場で評価されるポートフォリオを作成すること。あとはこういったことをやりたいという熱意も大切です。
Unityエンジニアとしての就転職を検討している方へ
もしUnityエンジニアとして就転職を考えている人は、エンジニアの転職に強いエージェントを使うことをおすすめします。
どちらの応募書類の添削や面接対策をはじめ、無料で就転職のサポートが受けられます。
まずは相談して目標まで何が足りないのかを知っても良いでしょう。
Unityエンジニアのキャリアパスまとめ
本記事では「Unityエンジニアとは?特徴から仕事内容から年収までキャリアパスを徹底解説!」を解説してきました。
Unityを使って、どんなスキルを磨いて、どんなことをしていきたいのか?
ビジョンが明確であればあるほど、やることは具体的に見えてくると思います。

自分のキャリアをどうしていくのか?しっかり考えておくと迷うことがすくなくなります。是非考えてみてください。