iOTが流行っているということで、「おうちハック」を試してみたくなりましてRaspberry Piを購入しました。
linuxはおろか、ターミナルでコマンドを叩くこともほぼなかったので、スムーズにできるか不安でしたが、ネットに情報がたくさんありましたので、そこまで苦戦しませんでした。
Raspberry Piの基本的なセットアップに関するメモです。
スマートホーム化!ラズペリーパイに関するおすすめ便利機能まとめ
Raspberry Pi Zeroの組み立てで用意するもの
スターターセット(ホーム – Raspberry Pi Shop by KSY)を購入して、あとはUSBハブと無線LAN子機、HDMIケーブルを購入しました。
周辺機器を購入すると最終的に5000円は超えます。。。
- Raspberry Pi Zero V1.3
- USB電源アダプター
- microSD ※セットはOS書込済
- HDMI変換アダプター(mini HDMI -> HDMI)※ディスプレイ用
- USB変換ケーブル(micro USB -> USB A)
※上記はスターターセットに全て含まれています
USBハブ ※電源付きを選ぶこと
HDMIケーブル(短いものでOK)
無線LAN子機(※ドライバーがいらないもの推奨)
Raspberry Piの周辺機器の設定
Raspberry Piのスターターセット、開封したらなんと説明書ありませんでした。
micro SDカードを差し込む
→ケースに入れる前にセットして置くこと。ケースに入らなくなります。
ディスプレイの接続
HDMIの接続
→ディスプレイのINPUTボタンが「長押し」で切り替えることに気が付かず、苦戦。
電源の接続
ACアダプタに接続されたmicro USBケーブルを差し込む。
マウス・キーボード・無線LANの接続
USBハブをつなぎ、そこからつなぐ
すいみん

OS(Raspbian)をインストール
電源をつなぐと画面がインストール起動するので、そこからRaspbianにチェックを入れてインストール(セットははじめからmicro USBにOSインストール用のデータが格納されている)
ちなみにmicro USBにOSを入れる方法はこちら
RaspberryPi zeroを動かしてみた – Qiita
インターネットの接続
右上のWIFIボタンをクリックしてSSIDとパスワードを入力すればOK。
ちなみにマウスオーバーでIPアドレスも表示されます。
インターネット接続されているか確認したい場合
ターミナルから
lsusb
コマンドで無線LANが接続されているか確認wget https://google.co.jp
またはsudo ping -c 5 www.yahoo.co.jp
のコマンドでインターネットが接続されているか確認
固定IPアドレスの設定
IPアドレスを固定にして接続しやすくします。
dhcpcd.confの編集
/etc/dhcpcd.conf
をメモ帳で開きます。
※vim入れて、ターミナルから文字を編集するほうが普通なのでしょうが、コマンドをたたくのが慣れていないので、普通にファイルを探して、編集しました。
一番下に追記
interface wlan0 static ip_address=192.168.11.100/24 # 固定IPアドレス。/24はサブネットマスク static routers=192.168.11.1 # デフォルトゲートウェイ ※192.168.11.1はBUFFALOルーターの初期値 static domain_name_servers=61.122.127.74 # DNS
static ip_address / static routers
まず、無線親機(Wi-Fiルーター)の設定画面へ
BUFFALO http://192.168.11.1/ 初期設定はユーザー名「admin」パスワード「password」
詳細設定 > LAN > DHCPリースを開く。
使われているIPアドレスがわかるので、
- 最後の数字を好きな数字に → static ip_addressに入力
- 最後の数字を1に → static routersに入力
※はじめは、ターミナルでifconfigをたたいてIPアドレスを調べてみましたが、BUFFALOルーターの初期値と違う数字がでたので、上記の方法で調べました。
static domain_name_servers
「契約している回線」と「DNS」で検索。住んでいる地域のプライマリDNSを入力します
例えばUcom光ならこちら
MACアドレスの確認
ターミナルでifconfigをたたいてハードウェアアドレスを調べます。
wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx
ルータでの固定IP設定
再び、無線親機(Wi-Fiルーター)の設定画面へ
BUFFALO http://192.168.11.1/
初期設定はユーザー名「admin」パスワード「password」
詳細設定 > LAN > DHCPリースを開き、「リース情報の追加」ボタンから
IPアドレス → static ip_addres
MACアドレス → 上記で調べたハードウェアアドレス
を入力します。
SSH接続の設定方法
SSH接続の設定をしていきます。
SSHサーバーの有効化設定
ターミナルから
$sudo raspi-config
設定を開きます
5.Interfacing Options>SSHからEnableに変更
これでSSHサーバーの有効化設定になるので再起動
SSH接続
同じくターミナルから
$ ssh pi@192.168.11.100
をコマンド
初期ユーザー名:pi 初期パスワード:raspberry
これでSSH接続完了
別マシーン(Windows)からRaspberry Piを操作
WindowsからRaspberry Pi Zeroにアクセスしてみます。
ターミナルソフト(CUI)から操作Puttyをインストールして、IPアドレスを入力、あとはSSH接続の時と一緒でユーザー名とパスワードを入力
リモートデスクトップ(GUI)から操作
Raspberry Piにxrdpをインストール
sudo apt-get install -y tightvncserver xrdp
Windowsの検索からremote
と打ち、リモートデスクトップアプリを起動、IPアドレスを入力する
これでWindowsからRaspberry Piを操作できるようになります。
Raspberry Pi Zeroで他に設定するべきもの
やっておくべきセットアップをまとめました。
パスワードの変更
初期パスワードのままだと、毎回起動時に警告がでます。セキュリティ的にも良くないので変更します。
- ターミナルから
sudo raspi-config
- Cahnge User Passwordを選択
- 2回新しいパスワードを入力して完了
キーボードを日本語対応に
初期から日本語は打てるのですが、キーボードと配列が違うので合わせます。
- ターミナルから
sudo raspi-config
- Localisation Options>Ja_JP,UTF-8を選択
OSを最新に
これをやっておかないと、別のソフトをインストールした時に依存関係がどうとかで、最終的にOSが起動しなくなりました。
更新重要です!
- ターミナルを起動して
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
成功すれば、再起動時に完了のPOPがでます。

RaspberryPiにOS(Raspbian)をインストールして起動し、vimやScratchが使えるようになるまで – Qiita” site=”取得できませんでした” target=”_blank” rel=”nofollow”]
http://hogesuke.hateblo.jp/2016/08/27/154649WindowsPCとファイル共有する
WindowsからRaspberry Piにアクセスできるようにします。
ラズパイでネット参照してコードをコピペするのが、意外と手間で(遅い)、別のPCからデータを持っていったほうが早いです。
Sambaのインストール
ターミナルを開いて、sudo apt install samba
Sambaの設定sudo nano /etc/samba/smb.conf
で開き
最後の行に下記を追加
[RaspSHARE] comment = HomePi path = home/pi public = Yes read only = No writable = Yes guest ok = Yes force user = pi directory mode = 0777 create mode = 0666
Ctrl+O→Enterで保存して、Ctrl+Xで戻る。
Sudo Reboot
で再起動、またはsudo service samba-ad-dc restart
でSambaを起動。
Windowsのネットワークを開けば、RASPBERRYPIという共有フォルダが表示されます。
Windowsのネットワークに表示されない時は
ラズパイifconfig
inetアドレスを調べて
ウインドウズ側で192.168.0.5
をエクスプローラーに入力してアクセスする。

OSを日本語表示に、さらに時刻も合わせる
- 左上のラズパイアイコンをクリック
- Preference>Raspberry Pie Configuration
- Localisationタブへ
- Set Locale からLanguageをJapaneseに
- Set Timezone からJapan に
- Set Keyboard Japan/Japaneseに

キーボードの日本語入力を正確に合わせる方法
このままだと日本語は打てても_や=、|のキーの一が違うので調整します
- sudo raspi-config
- 4 Localisation Options
- I3 Change Keyboard Layout
- 105,その他,日本語,日本語OADG,デフォルト,なし,はい をそれぞれ選択します。