Raspberry Piから音を出すのですが、せっかくなのでハイレゾ対応のpHAT DACを導入しました。
(あとはPCスピーカーを使いたかった為という理由も)
さらにAirPlayも対応させて、iPhoneからスピーカーへ音を出せるようにもします!
スマートホーム化!ラズペリーパイに関するおすすめ便利機能まとめ
pHAT DACの入手
スイッチサイエンスから約1500円で購入
ただしピンソケットのはんだづけが必要です!
pHAT DACをはんだづけする
ということで、まずは再体験ということで、秋葉原のはんだ付けできる場所へ。
秋葉原の電気街口の改札を出て徒歩1分。
電子部品店が並ぶ中にAssemblage(アセンブラ)さんがありまして、そこではんだづけしてきました。
料金
物を買わなければ、30分200円でした。
初心者だと伝えましたら。やり方も親切に教えてくださりまして、ピン40個、夢中ではんだ付けしました。
道具
- ハンダごて(+ハンダごて台)
- クリーニングワイヤー
- ハンダ(鉛)
- ハンダ吸い取り器(+ハンダ吸い取り線)※失敗時用に
はんだづけのやり方
- 基盤にピンを差し込み、安定させる
- ハンダごてにスイッチを入れて、温める
- はんだづけする部分にハンダごてをあたて十分に温める
- 針金状の鉛(ハンダ)を当てて、溶かして流し込む。
まずは対角線上の端側を隙間なく、ぴったりくっつけれるのが重要でした。
隙間が空いてしまったら、熱してハンダを溶かしながら基盤を押し込みます。
不慣れのため、基盤を熱するのが不十分で、すぐにハンダが固まってしまった為、金部分がかなり浮き出てしまいましたが、なんとかはんだづけできました!
音を出す方法
ラズパイのアップデート
ターミナルを起動して、下記のコマンド。
まずは最新の状態にすること、重要!
古い状態で他のソフトをインストールを起こした時に依存関係で最終的にOSが起動しなくなりました。
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
pHAT DACを Raspberry Pi Zeroにセット
ピンソケットはんだづけした状態で、pHAT DACをRaspberry Pi Zeroのピンに指します。
金色のピンの部分が見えなくなるまで、しっかり差し込むこと!
ちゃんとセッティングしても音がでない原因にもなります。
またラインアウトにもオーディオケーブルを指します。
pHAT DACの認証確認
sudo aplay -l
でデバイスが認証されているか確認できます。
オーディオ端子の設定
sudo raspi-config
から
Advanced Options>AudioでForce 3.5mm (‘headphone’) jackを選択
または
amixer cset numid=3 1
でもOK
pHAT DACのセッティング
まずは公式マニュアル確認
Setting up pHAT DAC on your Raspberry Pi Zero – Pimoroni Yarr-niversity
セットアップは簡単で、下記の一行でオートでセッティングしてくれます。
curl https://get.pimoroni.com/phatdac | bash
音の確認
- あらかじめ再生したいデータ(MP3とか)を用意
- VLCプレイヤーのインストール
sudo apt-get install vlc
VLCを起動して、再生。
※初期設定は音が最大なので注意!
音量はターミナルからalsamixer
を打って、矢印キーで調整できます。
AirPlayの対応方法
音も出ることが確認できたので、あとはオーディオサーバー化してみます。
iPhoneで出した音楽をAirPlayからスピーカーで再生してみます。
今回はshairport-syncというものを使います
パッケージをインストール
sudo apt-get install libavahi-client-dev
念のため
sudo apt-get install git
ダウンロードしてビルド
git clone https://github.com/mikebrady/shairport-sync.git cd shairport-sync autoreconf -i -f ./configure --with-alsa --with-avahi --with-ssl=openssl --with-metadata --with-soxr --with-systemd make
※autoreconf -i -fおよび、makeでつらつらコードがでてこなければ失敗です。
ユーザーとグループを追加
getent group shairport-sync &>/dev/null || sudo groupadd -r shairport-sync >/dev/null getent passwd shairport-sync &> /dev/null || sudo useradd -r -M -g shairport-sync -s /usr/bin/nologin -G audio shairport-sync >/dev/null
インストール
sudo make install
OS起動時に自動起動設定
sudo systemctl enable shairport-sync
AirPlayの名前を変更
sudo nano /etc/shairport-sync.conf
nameだけ編集する
general = { name = "Raspberrypi"
nanoのテキストの保存方法
入力後。Ctrl+X → Y → Enterでテキストを保存できます。
起動
sudo systemctl start shairport-sync.service
参考
ShairportからShairport Syncに乗り換える | count0.org
Raspberry Piにshairport-syncをインストールする – Qiita
RoonBridge していた Raspberry Pi 3 に、Shairport Sync もいれて iPhone から Apple Music でも Google Music でもなんでも AirPlay で受けられるようになって、Chord の Poly みたいな Raspberry Pi 3 になった( Chord Poly になったとは言ってない – くるえるはてなくしょん
AirPlayのテスト
iOS9のはわかりやすいのですが、iOS10のAirPlayの場所はわかりづらいので注意!
iPhoneの下からメニューを出して右へ一つスワイプ。その下にサウンドのAirPlayの設定ができます。
※一つ目のメニューのAirPlayの設定ではないので注意!
まとめ
ということで、ラズパイを経由して自分のスピーカーから音楽を出すことができました。
これでいつでも好きな音楽を携帯からスピーカーへ出せます!
もちろんWIFIやBluetooth対応のオーディオコンポからでもできることですが、たったpHAT DAC(約1500円)でも出来てしまうのがポイントです。