エンジニアを目指している学生さんが少しでも経験を積むための選択肢の一つがインターンシップです。
しかしエンジニア未経験で、どうやってインターンシップをすることできるのか?
具体的なイメージがつきにくいと思います。

0の未経験から1のエンジニア経験を得るのが一番困難です!
本記事では現在、WEBフロントエンドエンジニアとしてインターンシップをされているナオノリさんからのエンジニアインターンについての寄稿記事になります。

現役生の生の声なので貴重な体験記事になりますよ!
フロントエンジニアのインターンってどんな仕事するの?
フロントエンドエンジニアのインターンとして採用していただけたので、エンジニアとしての仕事内容について解説させていただきます。
フロントエンドエンジニアの仕事内容としては、ビジネスサイドの方から上がってきた細かな機能改善や機能追加をプログラムするという感じになります。
- ボタンを〇〇pxずらす、色を変えるなど
- ボタンを増やすなど
実際はフロントエンドエンジニアと一口に言っても業務内容・範囲はまちまちだと思います。
僕がインターンさせていただいてる会社はアプリを作っている会社なのですが、PhotoshopやIllustratorを扱うようなWebデザイナーがいない為、フロントエンドエンジニアがUIの組み込みまでを担当する仕事内容になっています。
※Web制作系の会社さんだとフロントエンドエンジニアとWebデザイナーを兼ねた方がいらっしゃる会社もあります。
現在のインターンではエンジニアの経験があるビジネスサイドの方が、各インターン生に仕事を振るという感じで業務を進めています。

フロントエンドエンジニアがUIの組み込みをするのは、結構あるあるです。コードはもちろん、見た目も気を付ける必要がありますね!
エンジニアインターンへの企業が求めるプログラミングスキルは?未経験でも大丈夫?
メガベンチャーのインターンは倍率も高く、既に実務経験もあって技術力の高い人と争わなくてはいけないのでなかなか厳しいです。
しかしまだ創業して間もなかったり、社員が少ない会社では最低限の技術力を備えて、面接でしっかり熱意をお伝えすればインターンに参加させていただける可能性は十分あります。
事実、僕は実務未経験でも雇っていただけました。その理由は大きく分けて3つあると思っています。
1.その会社が使っている技術を勉強していた
僕がインターンさせていただいてる会社ではフロントエンドをJavaScript(Vue.js)で開発しているのですが、インターンに参加させていただく前に生のJavaScriptで「じゃんけんアプリ」Vue.jsで「カレンダーアプリ」を作っていました。
その成果物を面接時にお見せすることによって、面接官の方に自社と同じ技術で何か動くものを作ったことがあるということで安心していただけたのではないかなと思います。
※生のJavaScriptで作ったじゃんけんアプリについては後ほどお見せしたいと思います。
また、インターン先のバックエンドはJava(Spring Boot)で開発しておりますが(これはインターンに参加させていただいてから知りました)、Laravelというphpのフレームワークを使ってwebアプリケーションに最低限必要とされるCRUD機能(create/read/update/delete)の簡単な実装もお見せしたことで、バックエンドの方のタスクを振ってもできそうだなと思ってもらえたのだと思います。
LINEやサイバーエージェントのような大きな会社ではないので、フロントエンドとバックエンドそれぞれに人員を割けるわけではなく、社員の方もフロント・バック関係なくフルスタックでお仕事をしています。

スキルのマッチングは重要ですね!
特に中小規模の会社は様々な仕事をこなす必要があるので、スキルセットの幅も評価されるようです
2.できるだけインターンにコミットできる時間を多くした
自分は休学してるわけではないので休学してる他のインターン生ほど時間は取れなかったのですが、実務未経験ということで他のインターン生の方に追いつくには圧倒的にコミットできる量を増やさないとと思い、面接での1週間でどれぐらいの時間割けるかという質問では30〜40時間とお答えしました。
実際にインターンに参加させていただいた後に面接官の方にお伺いした所、30時間は欲しかったと仰っていたので実務未経験の場合、最低でも30時間はコミットできる時間を確保した方が良さそうです。
3.そもそもエンジニアが足りてなかった
僕は知り合いの紹介で求人媒体を通さずに面接をしていただいて、そのままインターンに参加させていただいたのですが、僕が参加させていただいた後もwantedlyでエンジニアのインターン生を継続して募集してましたし、実際にメインで開発に携わってる社員の方は2人しかいらっしゃらないので圧倒的に人手不足という感じでした。
なのでそういう会社さんだと実務未経験でもしっかりと戦力となるということをアピールできればインターンに参加させていただくことも十分可能だと思います。

採用で一番、多いのがリファラル(縁故採用)といっても良いかもしれません。
成果物も大事ですあg、同じ志の人が集まるコミュニティに参加することもインターンへの近道かもしれませんね
エンジニアのインターン面接で実際にお見せした作品
こちらは僕がインターンの面接で面接官の方にお見せした作品です。
生のJavaScriptでコンピュータとじゃんけんするアプリを作りました。
また、それをfirebaseにデプロイするところまでやりました。
特にこのfirebaseにデプロイする作業は細かな設定が沢山あってなかなか先に進めず、苦戦した記憶があります。




よろしければ下記のリンクから飛んで遊んでみてください。
エンジニアインターンに必要な技術カの身に付け方
独学での勉強は時間がかかりゴールが見えにくく挫折しやすいです。
ですのでプログラミングスクールに通うか、エンジニアの知り合いがいればその方に集中的に教えを乞うのが良いかと思います。
プログラミングスクールはTECH::EXPERT、TechAcademy、DiveIntoCode、CodeCampあたりが有名です。
エンジニアインターンで合った方がいいスキルと面接を通過する確率を上げる方法
+αになるスキルや成果物を紹介いたします。
Gitコマンドの習得
実際の僕のインターン先では、ソースコードについてはBitbucket(Git)で管理してます。
Gitについてはほとんど知識がない状態でインターンに参加させていただきましたが、どこのIT企業さんも基本的にGitでソースコードを管理しているはずなのでGitコマンドを扱えるに越したことはないです。
また他のインターン生にGitコマンドを使ってGithubに自分の作品をどんどんあげてるという方もいて、実力の高いエンジニアほどGithubのリポジトリが充実してる傾向にあります。
技術ブログへのアウトプット
先ほど申し上げた、Githubに次々と作品をあげられるほどスキルがなくてもqiitaやはてなブログ、Zennなどで自分の勉強した技術をアウトプットするという方法もいいと思います。
思考の整理にもなりますし、インターンの面接の際に面接官にお見せすれば勉強意欲が高いと判断してもらえるので一石二鳥です。
また、qiitaやはてなブログではコメント欄で自分と同じエラーで詰まっている方から感謝の言葉をいただけたり、こうするともっといいですよ等のアドバイスをいただけるのも良い所です。
エンジニアインターンはどこで募集している?
求人媒体としてはWantedly、 ゼロワンインターンあたりがメジャーかと思います。
またBosyuでエンジニアを募集されてる会社さんがあったらそういうところに応募するのもいいかと思います。これらについて詳しくみていきましょう。
Wantedly
スタートアップ企業の求人媒体としてはかなり有名です。
「話を聞きに行きたい」を押すと「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」の3つの選択肢から選べるので自分の志望度に応じて応募できるのがいいと思います。
給料・待遇については掲載してはいけないことになってるようで載ってないですが、未経験のうちは働かさせていただくだけでもありがたいと思ってインターンを募集してるところには積極的に応募すると良いでしょう。

ゼロワンインターン
こちらも有名な求人媒体です。
ゼロワンインターンで求人を募集してる企業さんに3ヶ月以上在籍していると社長さんに推薦状を書いていただくことができます。そのように先を見据えて、応募するのもアリかもしれません。
Bosyu
株式会社Bosyuさんが「SNSを使った簡単募集サービス」とおっしゃるように、TwiiterやFaceBookなどで#bosyuで検索すると求人が沢山ヒットします。
Bosyuではもちろんエンジニア以外の募集もあるので「フロントエンドエンジニア」などで検索条件を絞ると見つかりやすいです。
エンジニアのインターンシップまとめ
本記事では「エンジニアのインターンシップにはどんなスキルが必要?現役インターン大学生が疑問に答えます」について書きました。
エンジニアを目指す学生さんの最初の一歩がなかなか踏み出せない気持ちもわかります。
しかし、1回でも実務経験をするとそれを武器に次のインターン先も探しやすくなリますし、実務未経験の他の学生との差別化にもなりますので、未経験でもまずは応募してみるのがいいかと思います!
今回の記事がエンジニアインターンを目指されてる学生さんの参考になりましたら幸いです。
以上、現役のエンジニアインターンをされているナオノリさんの記事でした!

作品や採用までの経緯の部分は具体的で非常に参考になると思います!
最後にナオノリさんのブログも掲載させていただきます。
ナオノリさんありがとうございました!